エゴイズム☆キララ
噂のJr.くん2号
残暑が欝陶しい秋の頃
最近、社内で頻繁に耳にする言葉がある
『ジュニア2号が本社勤務になる』
正式に人事もおりていないのに、どこから降って湧いたのか、口語に繰り広げられる
同期で仲良しの経理課に勤務する宮部綾子の耳にも噂は届いていた
「…で!!いつからなの?」
社食のハンバーグ定食を頬張りながら綾子が尋ねてきた
「あへっ??」
「『あへ』じゃなくて、ジュニアよ!ジュニア!!」
急に振られた話題に間抜けな言葉を発した美亜に再度促した
「ジュニアはいつから本社に来るのよ?」
「なんか10月からみたいよ」
美亜も負けじと生姜焼き定食をパクつきながら答えた
「『みたいよ』って人事みたいに言うね」
「だって今月中に戻るって聞いただけだもん」
「幼馴染みの美亜なら情報持ってると思ったのに」
「すいませんねー役立たずで」
完全に棒読みで答えると最後の生姜焼きを口にした
最近、社内で頻繁に耳にする言葉がある
『ジュニア2号が本社勤務になる』
正式に人事もおりていないのに、どこから降って湧いたのか、口語に繰り広げられる
同期で仲良しの経理課に勤務する宮部綾子の耳にも噂は届いていた
「…で!!いつからなの?」
社食のハンバーグ定食を頬張りながら綾子が尋ねてきた
「あへっ??」
「『あへ』じゃなくて、ジュニアよ!ジュニア!!」
急に振られた話題に間抜けな言葉を発した美亜に再度促した
「ジュニアはいつから本社に来るのよ?」
「なんか10月からみたいよ」
美亜も負けじと生姜焼き定食をパクつきながら答えた
「『みたいよ』って人事みたいに言うね」
「だって今月中に戻るって聞いただけだもん」
「幼馴染みの美亜なら情報持ってると思ったのに」
「すいませんねー役立たずで」
完全に棒読みで答えると最後の生姜焼きを口にした