エゴイズム☆キララ
萎縮するかと思いきや
「要ありがとう!」
何か閃いたみたいだ
キラキラした眼差しで
「美亜!イチ兄と2人で暮らそう!!」
……そうきたか
「へっ?!…イチ兄と?」
大分顔と同じサイズになった板チョコから顔を覗かせ、要と一の顔を見比べた
「ここに住むのは要が駄目だって言うから、他に家を探して住もうじゃないか!」
美亜は暫く考え込み
「…………………やだ!」
モグモグと板チョコを小さくする行為に移った
一の頭の中は、美亜の『やだ』という言葉がエコーし、背景には『ダダーン!ダダーン!!』と擬態語が浮かびそうな程ショックを受けている
「ぷっっっ」
要はその姿に堪えられなくなり吹き出してしまった
美亜にフラれた一は、まだ放心状態
「美亜は兄貴とは住みたくないんだとよ。懲りたらさっさと帰れ」
追い撃ちを掛け
「ほら、玄関はこっちだ。またな兄貴」
ショボーンと項垂れた一を摘み出した
トボトボ帰って行く一からは、ドヨーンと歪んだ物が見えたような気がした
「要ありがとう!」
何か閃いたみたいだ
キラキラした眼差しで
「美亜!イチ兄と2人で暮らそう!!」
……そうきたか
「へっ?!…イチ兄と?」
大分顔と同じサイズになった板チョコから顔を覗かせ、要と一の顔を見比べた
「ここに住むのは要が駄目だって言うから、他に家を探して住もうじゃないか!」
美亜は暫く考え込み
「…………………やだ!」
モグモグと板チョコを小さくする行為に移った
一の頭の中は、美亜の『やだ』という言葉がエコーし、背景には『ダダーン!ダダーン!!』と擬態語が浮かびそうな程ショックを受けている
「ぷっっっ」
要はその姿に堪えられなくなり吹き出してしまった
美亜にフラれた一は、まだ放心状態
「美亜は兄貴とは住みたくないんだとよ。懲りたらさっさと帰れ」
追い撃ちを掛け
「ほら、玄関はこっちだ。またな兄貴」
ショボーンと項垂れた一を摘み出した
トボトボ帰って行く一からは、ドヨーンと歪んだ物が見えたような気がした