エゴイズム☆キララ
「それじゃあ、行きましょ!」
美亜の腕を絡め取り、進み出そうとした時
「お姉様!」
今まで傍観に回っていた佐々木が口を開いた
自分の行動を遮られ気分を害したのであろう
「あなたは?」
沙織は冷たく要の隣に居る佐々木に言った
「初めまして。鷹科主任の部下になります、佐々木由美と申します」
沙織はふ〜ん、それで?と鼻であしらった
ライバルはとことん蹴落とし
ガッチリと周囲を固め、先ずは家族を味方に!
恋する乙女って強いよね、うん!!
「私これから鷹科主任と食事の約束をしておりまして…」
「さっ帰りましょ」
あなたの話に興味なんてないわ!