エゴイズム☆キララ
何も喋らないで
余計な事言わないで
黙ってて!!
心の叫びは通じるのか……ひたすら一を睨み無言の圧力をかけた
「どうしたんだい!?気分でも優れないのか?だったら要の部屋に行ったらいい、服もその部屋に置いてるから」
美亜を気遣う気持ちがひしひしと分かるが、現状では大きなお世話だ
ハウーーーーーーッ!!
空気読めよ!!!!
………美亜の努力は無駄に終わった
言うだけ言った一は、秘書に呼ばれ颯爽と去って行った
綾子は頑張れ美亜と耳元で呟いて「それでは失礼します」と経理の集団の中に混じって行った