エゴイズム☆キララ
佐々木は目と口を見開いている



「もぉ外は真っ暗ですし…」


「そおだな」



要も時計を見て肯定し



「駅まで送るよ、ちょっと待ってて」



寝室へ入って行った






着替えて出て来た要は



「美亜あと片付けといて」



テーブルを指差し



「それじゃ佐々木さん行こうか」



ドッキリ発言を聞いてから終始無言の佐々木は帰って行った







要と佐々木が2人っきりの状況に少し腹も立つが、暗い夜道を女性1人で歩くのは危険だ


いくら街灯があるとはいえ、用心にこしたことはない



だけど、美亜の心は躍っている

あの佐々木に1杯食わす事ができたのだから



蛙だって蛇に噛み付くさ!



美亜は鼻唄を歌いながらお粥を食べた食器類を洗った


気分良くお風呂へ入り、『森のくまさん』を口吟みながら今日1日の疲れを癒した
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