エゴイズム☆キララ
余韻に酔いしれていると



「課の女性社員一同からです」



と彼女は言った



「えっ!?」



思わぬ言葉が聞こえた気がした




俺、聴力悪くなったかな?

昨日、耳掃除したのにな…

今日、帰ったら又しよう




だが次に彼女から発される言葉で、自分の耳の所為ではないとハッキリした



「課の女性社員からです!」



………へっ!?



「課の…」



………そうだよな…



「そう、そうだよね…あははは………」



こんなに大勢の人が見ている前で告白だなんて…大胆過ぎるもんな


調子に乗り過ぎたな、俺



「ありがとう…」



彼女に微笑み、阿部は自席に戻った
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