エゴイズム☆キララ
綾子を笑わすためにしたんじゃないと思ったが、これ以上何を言っても笑い事にしかされないような気がしたのでやめておいた



「さすが美亜だね!あー笑った笑った」



綾子は未だヒーヒー言いながら腹筋を摩り魚を箸で突いた



「さすがって、それ褒めてんの?」



ムスッとした声で言うと、綾子は言葉を選ぶかのように間を取り



「………期待を裏切らないって事」


「何それ」



美亜は諦めプチトマトのヘタを綾子にピッと投げた


コントロールが悪く、直線から軌道を反らしヘタは空しく的に届かずトレーの上に落ちた



下らない話をしている内に食べ終わり、互いに仕事に戻って行った
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