エゴイズム☆キララ
携帯が鳴り響く音で自分がベッドの上に居るという事を認識し、夢現のまま手探りで通話ボタンを押した



「はい、もすもす…」


『プッ』



第一声に笑いが聞こえ



『石川です、おはよう』



名前を聞くと脳が覚醒した



「お、おはようございます!」



ベッドの上に正座し、ペコリと頭を下げた



『プククッ…美亜さんは面白い方ですね』


「あ、あはは、すみません」



空笑いしか出てこなかった



『今日なんですが、夕方の6時半で宜しいですか?』


「あ、はい!大丈夫です」



待ち合わせの時間と場所を決め、電話は切れた
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