エゴイズム☆キララ
寝坊しないようにセットしておいたアラームが頭上で鳴り出した



「…む〜〜ん」



ああ、まだ寝てたい

寝てたい、寝てたい…


…っ!起きなきゃ!!



意を決してベッドから飛び起き、身支度をする準備を始めた



歯を磨きながら自分の顔が映る鏡を見ると、寝過ぎで目が腫れぼったくなっていた


クローゼットから黒のワンピースを取りだそうと思ったが少し考え、派手過ぎず少し大人っぽく見える白いフリルワンピを取り出した


髪を巻きながら、なんかデートっぽいなと思った



支度が整い玄関に行くと、要の靴を見付けた



帰って来てるんだ



踵を返し、要の元へ行くとソファーでうたた寝をしていた



気持ち良さそうに寝ていたので、起こそうかどうか迷っていると要の目が欝すら開いた



「要ちゃん?」


「美亜か?」


「あたし今から出掛けるから晩ご飯外で済ましてくるね」


「………ああ、分かった」


「じゃあ、行ってきまーす」



要の「気を付けてな」という言葉を背後で聞き、玄関を後にした
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