エゴイズム☆キララ
車まであと5メートルという所で、運転席から石川誠二が下りてきた



「こんばんわ」



てっきり歩きだと思っていたので、少し驚いてしまった



「こ、こんばんわ」



挨拶を交わすと、石川誠二が助手席のドアを開け「どうぞ」と紳士っぷりを見せてくれた



「ありがとうございます」



車に乗り、運転席に座った石川誠二を見ると、彼もこちらを向き目が合ってしまった



「では、行きましょうか」



石川誠二の目尻が下がるニコニコ顔を合図に、2人の初デートが始まった
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