エゴイズム☆キララ
綾子が小声で「そろそろ帰るね」切り出したので、時計を見ると9時を回っていた
「泊まっていけばいいのに」
「それは、ちょっと…」
遠慮がちに要をチラリと見た
綾子の視線に気付いた要が
「どうした?」
「綾子が帰るって言うから泊まっていけばって言ったんだけど」
「じゃあ、客間に…」
「いえ!今日はお暇します!!」
要の言葉を遮り必死に拒否を示した
「えー、せっかく来たのに」
「じゃあ、私はこれで」
ブツブツ言う美亜の言葉も聞かず綾子は立ち上がりバッグを手にした
「それじゃあ僕も」
次いで石川誠二も立ち上がり
「カレーとても美味しかったです、ご馳走様でした」
美亜に笑顔を向けた
「あ、いえ、こちらこそ突然すいません」
「いえ、美亜さんのご友人にお会い出来てとても嬉しかったですよ」
その笑顔は少し悲しげでもあり、憂いを帯びているような気もした
「泊まっていけばいいのに」
「それは、ちょっと…」
遠慮がちに要をチラリと見た
綾子の視線に気付いた要が
「どうした?」
「綾子が帰るって言うから泊まっていけばって言ったんだけど」
「じゃあ、客間に…」
「いえ!今日はお暇します!!」
要の言葉を遮り必死に拒否を示した
「えー、せっかく来たのに」
「じゃあ、私はこれで」
ブツブツ言う美亜の言葉も聞かず綾子は立ち上がりバッグを手にした
「それじゃあ僕も」
次いで石川誠二も立ち上がり
「カレーとても美味しかったです、ご馳走様でした」
美亜に笑顔を向けた
「あ、いえ、こちらこそ突然すいません」
「いえ、美亜さんのご友人にお会い出来てとても嬉しかったですよ」
その笑顔は少し悲しげでもあり、憂いを帯びているような気もした