エゴイズム☆キララ
20名程の集団がエレベーターを占領する訳にはいかず、上の階へ行くには全て階段を利用した
「……ああ、しんど…」
何が悲しくて階段運動を頑張っているのかと思うと溜め息が漏れた
美亜の5・6段下にいた男の子が透かさず言葉を紡いだ
「おねいさん、頑張って!」
「はは、ありがと」
美亜は後ろを向き、苦笑いで答えた
「はーい、此処が4階で営業部があります」
オフィスに居る社員に挨拶をしながら1課から3課まで案内し営業企画課に辿り着いた
「此処が営業企画課です。あたしが居る部署でーす」
不必要な言葉も乗せて、最後尾までいる子に聞こえるよう大きな声で言った
「あ、美亜さんだ」
その声を聞き、瑠璃が入口に居る集団まで駆けてきた
「美亜さんが部署に居ないと変な感じがしますね」
「何それ!」
説明そっちのけで瑠璃と談笑をしていると
「入口を塞がれてたら入れないんだけど」
集団の後方から声が聞こえた
「……ああ、しんど…」
何が悲しくて階段運動を頑張っているのかと思うと溜め息が漏れた
美亜の5・6段下にいた男の子が透かさず言葉を紡いだ
「おねいさん、頑張って!」
「はは、ありがと」
美亜は後ろを向き、苦笑いで答えた
「はーい、此処が4階で営業部があります」
オフィスに居る社員に挨拶をしながら1課から3課まで案内し営業企画課に辿り着いた
「此処が営業企画課です。あたしが居る部署でーす」
不必要な言葉も乗せて、最後尾までいる子に聞こえるよう大きな声で言った
「あ、美亜さんだ」
その声を聞き、瑠璃が入口に居る集団まで駆けてきた
「美亜さんが部署に居ないと変な感じがしますね」
「何それ!」
説明そっちのけで瑠璃と談笑をしていると
「入口を塞がれてたら入れないんだけど」
集団の後方から声が聞こえた