エゴイズム☆キララ
「…………という訳なんです」
美亜はフローリングに正座をさせられ事態を全て話した
「はぁ〜…」
要は大いに呆れた
俯いていた美亜はチロリと目線だけを上げ、腕を組み仁王立ちをしている要の様子を伺い見た
うっ!!めちゃめちゃ怒ってますがな!
要の怒りオーラが部屋中を纏い、背中を冷たい物が流れるような気がした
う゛っう゛っう゛っ、こ、ごわい〜
要が怒った時の恐ろしさは十二分に熟知している
美亜は何も喋れなくなっていた
「…………」
だけど路頭には迷いたくはない
勇気を振り絞って口を開いた
「ごっごっごっごっ、ご、ごめんなさひぃぃぃ!!」
1番無難な言葉を選んでみたが恐縮さのあまり、吃ってしまった
このままでは危ういと察し、二言目を開いてみたが
「ぷ、ぷ、ぷ、プリン代は払いますのでぇぇぇ!!」
またもや吃ってしまった