晴れのち恋
私がバスから降りると沙耶はいきなり腕につかまってきた。


「涼香~楽しそうだったじゃん!」

「うん。沙耶ありがと~」

「また協力するからさ、なんかあったら言って♪」


沙耶は本当に頼れる私の大事な親友だなと改めて思った。


「で、涼香はやっぱり恋してたでしょ?」

「たぶん…」

「自信持ちなって!ドキドキしたしときめいたりしたでしょ?」

「うん!」


私は沙耶の言葉で確信した。
今まで恋というものを知らなかったから不安だったのが吹き飛んだ。
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