晴れのち恋
瑞貴達にはまだ翔のこと話してないからわからないはずだ。


とうとう話す時が来たと思って私は話し始めた。


「実はさ…」


出会って恋をしてしまったことから今日あったことまで全部。


「涼香もやっと恋できたんだね♪」

「俺も応援するわ!」

「ありがとう♪」


私はその時はまだ幸せだった。

だが思い出してしまった。


「涼香~明日から一週間ぐらい雨降りそう」

と、沙耶が携帯を見ながら言ってきた。

最悪だ。

今まで梅雨の時期のことをすっかり忘れて呑気に恋の話をしていた。
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