晴れのち恋
「涼香は恋してる?」

いきなり沙耶は私に聞いてきた。
私はあれは恋なのか悩んでいた。


「どうだろ?」

「気になる人はいるんだ!」

「まー…」

「教える気になったら教えてよ」


沙耶は明るくそう言ってくれた。
私はいつかは絶対沙耶には言おうと思った。

「涼香、降りるよ」


私はぼーっと考えごとをしていたから言われるまで気付かなかった。


そして学校に行った。
< 5 / 87 >

この作品をシェア

pagetop