晴れのち恋
「翔、迎えに来てくれてありがとう」


「どういたしまして。意外と近かったし♪」



私がまだ気にしてることを知ってか翔はそんなことを言った。


本当に翔は優しい人です。
だから、私は好きになったんだ。と改めて思った。



「すぐわかった?」


「うん。なんかすげーでっかい建物あるじゃん!ってすぐわかった」



翔は笑いながら話していた。
その笑顔大好き。




「あははっ。ここすっごいでかいみたいだね♪」


「ここらへんじゃ有名だもんな!」


「校舎がビルとまではいかないけどそれぐらいだしね」


「これって過ごしやすいの?」


「学年ごとで階が違うから過ごしやすいよ♪」



翔はへぇーと感心していた。
その時はすごく無邪気だった気がした。
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