晴れのち恋
家に入りいつも通りに、




「ただいま~」



「涼香。おかえり」





夜ご飯を作っていたお母さんはおいしそうないい匂いをさせながら言った。



「今日カレー?」


「そうよ~。涼香好きでしょ?」


「うん♪」






カレーが好きなんて子供っぽいけど好きなものは好きだから!



でも、お母さんの味じゃなきゃダメだけどね?




お母さんとそんな会話をしたあと、すぐに自分の部屋に行った。





「はぁ~…。」



さっきのことを思いだすと、嬉しいため息と寂しいようなため息が出た。



< 56 / 87 >

この作品をシェア

pagetop