四 神 〜 しじん 〜



静まり返る部屋の中…

ボォ・・・ン ボォ・・・ン
 と、無機質な音が躰の奥底から響き渡る…。


「………………………」


 ・・・“時”が変わる音を聞きながら……
震える手で、言葉もなく茫然と立ち尽くす王を、
見えているのかいないのか……。


 赤児の不気味に輝く 

  “ 赤い瞳 ”


が 虚ろに見上げていた…



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