狼さんからのお手紙(予告ストーリー)
正直もう、諦めかけた
その時
誰かに視界を塞がれた。
そして
頭上から、低音の声が聞こえてきた。
「俺が良いって言うまで、目を閉じてな。」
私は、言われた通りに目を閉じた。
目を閉じてる間、悲鳴らしい声や鈍い音が聞こえてきた。
今、目の前では何が起こっているのでしょう......
少し気になりましたが、約束した事は、どんな事があっても必ず守るタイプの私は、決して目を開けませんでした。
いや......
正確にいうと、開けなかったと言うよりは、怖くて開けれなかったんです。
そして
暫くすると
また頭上から声が聞こえて来ました。