\恋愛*不協和音/
*悪夢
翌日。
ある男子2人の会話を耳にしてしまった私・・・
泣き崩れそうになった。
・・・金山先生が・・・
他の学校へ行っちゃう・・・?
そんなの。
聞いてないよ。
嘘だと言って、お願い・・・
これは悪夢だ。そう悪い夢・・・。
その日はテンションが上がらなかった・・・
放課後、
同じ部活の夕凪にはちょっと用があるから遅れる、と言った。
1人だけの静かな教室。
窓から外の部活動の練習を見て思う。
金山先生の事好きな人、
私だけじゃないんだよ。
少なくとも、授業とかでかかわってる人は、
みんな先生の事好きなんだよ。
なのに・・・
いなくなっちゃうの?
事情があるから、仕方ないけど・・・
せめて私達を見送って。
卒業おめでとう、と言って。
そんな大事なこと、隠さないで・・・。