\恋愛*不協和音/

*悪夢



翌日。

ある男子2人の会話を耳にしてしまった私・・・




泣き崩れそうになった。



・・・金山先生が・・・

他の学校へ行っちゃう・・・?


そんなの。

聞いてないよ。

嘘だと言って、お願い・・・

これは悪夢だ。そう悪い夢・・・。

その日はテンションが上がらなかった・・・


放課後、
同じ部活の夕凪にはちょっと用があるから遅れる、と言った。

1人だけの静かな教室。

窓から外の部活動の練習を見て思う。

金山先生の事好きな人、

私だけじゃないんだよ。

少なくとも、授業とかでかかわってる人は、
みんな先生の事好きなんだよ。


なのに・・・

いなくなっちゃうの?

事情があるから、仕方ないけど・・・

せめて私達を見送って。
卒業おめでとう、と言って。


そんな大事なこと、隠さないで・・・。
< 34 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop