自分、遠賀家に住んでおります。
『じゃーん!なんと!
携帯も買ってもらい
ましたぁ★
一番に凛のアド
入れよーと思って!』
「やったー♪じゃ、
赤外線しよ…」
ガバッ…
祐希に抱きしめられた
「ゆ、祐希?!
ちょっ、どうし…」
『俺さ…
不安なんだよね…
凛がアッチの学校に
行っちゃうから、
すぐに
会えなくなるし』
「祐希…」
肩に回す手に
力がこもる
「もー…なんのために
携帯あるの。
メールも電話も
いっぱいしようよ」
『うん…そうだよな。
俺達なら
離れてても大丈夫…
だよな?』
「うん…」
あの日の言葉が
いつまでも
続くと思っていた
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