自分、遠賀家に住んでおります。
『そーいえばアキさ、
自主練してたよね』
ピクッ
動きが止まる
「や、やだなーもう。
自主練てか部活ナイと
体怠ると思ったからさ…」
『やっぱさー、アキは
真面目だよねぇ?
部活も熱心だし、なんたって
キャプテンだもんね』
ニヤニヤしながら
詠美がこっちを見てる
「別にアタシは…」
『ウチら強化部だから
キツイし、
普段の部活だけでも
ヘトヘトなのにさ…
一人で頑張って、
ホント努力家』
「違う…!アタシは…
みんなにも、
部活頑張って欲しくて…」
『だよねー。ウチら
アキと違って
下手だもんね…』
ナニソレ…
「違うよ!アタシそんな
上手くないし、
エミだって上手だよ!
それに…
そんなこと言うなら、
エミももっと努力すれば
イイじゃん…」
言った瞬間、
『しまった!』と思った
エミの表情が怖くなったからだ