自分、遠賀家に住んでおります。




『えッ…?』


まーた顔赤くして…

やっぱ好きな人いんだろ



パチンッ…


「今日さー…

譲臼に告られたんだよね…」


一瞬、動きが止まる


『へ、へぇー…』




ハァ…

「アタシも譲臼のコト
嫌いじゃナイし、
イイやつだと思うんだけどさ」





『…うん』



「ね、うん…」



『キコは…その、
付き合うのか?』

「分かんない…」






恋愛感情は…


ナイよな…





友達として好きな人、って
彼氏にしてもいいのかな…


「カズだったら
友達として好きな人と
付き合う?」


『ゼッタイ…付き合わない』

「でも付き合って好きになる
パターンて、結構
あるよね?」

『………』




「ハァ…」


『そ、そんなに悩むなら
西出に相談すればいーじゃん』

詠美に?!



こんな状況で…


何を…











「何を相談しろ、って
言うのよ!」







< 112 / 137 >

この作品をシェア

pagetop