自分、遠賀家に住んでおります。













花火大会の次の日も

その次の日も


彰太は学校に来なかった

最初はずーっと
意地張ってたんだケド

さすがに心配になって

2ヶ月してからやっと
彰太ん家を訪ねた



「こんにちはー…?
彰太くん居ますか?」

奥から彰太のお母さんが
出てきた

『美加ちゃん…!』

「…?!」

そう言っておばさんは
泣き出した









その時初めて聞いた






彰太、病気なんだって


しかも寿命は1ヶ月…


「おばさん!
どこの病院ですか?!
教えて下さいっ!!」

おばさんが悲しい声で言う


『彰太が…あなたにだけは
言わないで、って…』


…ぁんのバカ彰太!






アタシは市民病院に急いだ




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