軌跡
「OK、OK。それなら僕もその博打に乗ろう。本番を楽しみにしてるよ」
 去りゆく背中を見送りながら、四人は一斉に溜息を吐いた。もしヒロポンが納得しなければ、四人との間に亀裂が生じていたかもしれない。運命の日を目前に、それだけは避けたかった。
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