軌跡
「悔しいのは僕も一緒だ。だからこれくらいで腐るな。次は必ず来る。そのときは文句なしでその座を勝ち取ればいい。そのためにも、今は腐るな。その悔し差を胸に刻み、一生忘れるな。それを抱き続けたものだけに、栄光は微笑む」
 その日、ヒロポンは要件を伝えた後も、すぐには帰らなかった。
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