【短】二重人格彼氏。
「大丈夫か??杏璃」
「…うん」
「今までもこんな事あったんだろ??何で黙ってた??」
「…だ…って…雷に…迷惑かけたく…なかった…。」
「だから言えなかったのか??」
そう聞くと杏璃は頷いた。
「ごめんな。気づいてやれなくて。
これからは何でも言うんだぞ。
俺が絶対守ってやるから。」
そう言って杏璃は俺の胸に飛び込んできて思いっきり泣き出した。
その間俺はずっと頭を撫でてあげた。
次の日からの杏璃はいつも通りの杏璃だったから安心した。
まぁ杏璃を傷つけるやつは誰であっても容赦しないから。