透明人間の恋
彼女は、雪乃はまた驚いて
そして微笑んで言う

「私も好きだよ
ずっと圭くんのこと考えてた
寝るときも起きてるときもずっと
これが好きってことなんだって
初めて知った
私はまた圭くんのそばで歌ってたい
圭くんの笑顔を一番そばでみたい
…ダメかな?」

顔を赤くして言う雪乃が可愛くて首を振った
そうするとまた雪乃が笑う
どうしようもなくなって僕は雪乃を抱きしめた


ずっとそばにいてほしい
今度は明るい歌も聞いてみたい
雪乃の笑顔がずっと見たい
伝えたいことはいっぱいあるけど

とりあえず雪乃が消えてしまわないようにこれが夢じゃないと実感するために
雪乃をまた強く抱きしめた
そっと背中に腕が回された気がして
また雪乃が愛しくなった



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