どうも、
「んで!先生の話だけどーぉ」
爽司は、俺達が脱線させた話を元に戻した。
「最近うちの学校とか、その付近の学校のやつらが失踪してるんだって。
しかも最近どっかの不良グループの動きが活発らしくて、それと絡んでるんじゃないかって」
失踪?不良?
思わず驚いてしまった。
横に座っている朽木を見ると、案の定朽木も驚いているようだ。
しかし、なんで俺に連絡が回らなかったんだ?
生徒会長だし、少しくらい小耳にはさんだっておかしくないはずなのに…
「あ、ここから先は俺が聞いた噂なんだけど、どうも可愛い顔した男子ばっかり失踪してるんだってさ。
だから朽木くん、気をつけてね」
「なんでおれが…?」
「えー?だって朽木くん可愛いしー?」
朽木と爽司の会話も、さっきの話も、何か悪い予感がしてならない。
俺は生唾を飲み込んだ。
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