どうも、

「そこで誘拐された私達を救うべく来琉と愛琉と彰と擁一郎が殴り込みに来る。以上」

「ざ、雑だなぁ」


ざっくり言い切った先輩に、呆れながら朽木は言った。


「それに、会長さんまで巻き込んじゃうなんて…やだなぁ」


怖ず怖ずと呟く朽木に胸が高鳴る。
なんで俺の心配なんかするんだよ。
自分の心配するべきだろ。


「良いよ、俺なら平気。ちゃんと助けるから」


我ながら恥ずかしい言葉を朽木にかけると、
朽木は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに顔を真っ赤にしてうつむいた。

何だよほんと。
可愛すぎるだろ。





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