空の彼方へ〜絆〜
そのロボットの女もエレナに言う…。


「そう…だったの?」


力が抜けたようにエレナは座り込んだ。


「なんか格好悪いな…私」


また涙が溢れてくる。
目の前にいるブロークが歪んで見える。


「私…馬鹿だよ、ホントに」

エレナは歩き出した。

「エレナ?!」

ブロークはエレナを追う。

「お前は家に帰っててくれ!」

女にそう言い、ブロークはエレナを追う。


エレナは崖の上で立っていた。


「エレナ?!」


「ブローク…こんな私ともう旅したくないだろ?」

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