空の彼方へ〜絆〜
そう、ティーラは医者のレンの助手として毎日頑張っている。


「今日は本当にありがとうございます」


母親になった女性がティーラとレンに頭を下げる。


「いえいえ」

「じゃあ私達はこれで」


歩いている最中にティーラは言う。


「みんな…元気かなぁ…」

「どうしたんだ?突然」

「ちょっと…気になってね」


すると目の前にふたりの影が見えた。


明るい茶髪の少年と長い黒髪をひとつにまとめている少女。


「レスト?!リァリィ?!」
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