空の彼方へ〜絆〜
自分の手の中で泣く自分の子を見て、彼女は命の重さを感じた。







「ここってあの時天空の祭壇に行く道を作った所だよね」


リァリィが天空の祭壇を見上げながら言う。


「懐かしいなぁ…あの時はリァリィの能力(ちから)を奪われて…」


リァリィは手を差し出し、道を作ろうとした。


「…やっぱりできないね…大神レストを甦らせる時に全部使っちゃったんだね」

リァリィは少し寂しそうにレストに言う。


「まぁ…使えなくてもいいんじゃねえの?」


「どうして?」


「世界が元に戻ったんだしさぁ、もうその能力(ちから)持ってなくていいんじゃん」

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