空の彼方へ〜絆〜
チェールは優しい笑みを浮かべながらアミストの名を何度も呼んだ。


なぜだろう…なんだかすごく切ない…。


アミストは今にでも泣きそうな顔でチェールに手を伸ばした。


しかしチェールは手を伸ばすにつれアミストから離れる。


―チェール!どうして離れるの?!―


アミストはチェールにやっとの思いでしがみつくとチェールは言う。


「アミスト、お前はどうしてここにいる」


―え?―


その時アミストは目を覚ました。胸が苦しかった。


「チェール…どうして?」


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