空の彼方へ〜絆〜
「な?!」

「ふふ…分かりやすいわね、エレナ、もう少し自分に素直になればきっと…」


言い終わらないうちにティーラはエレナの肩をぽんと叩き、去って行った。


「私…ブロークのこと…」


しばらくしてエレナはブロークの家に向かった。辺りはもう暗くなっていた。


―好きなんだ…これが恋なんだ…―


エレナはブロークの家のドアを開けると一瞬にして凍りついた。


そこにいたのはブロークとエプロンを着けた女性…。

―ブローク…付き合ってる人いたんだ…―


「エレナ?」
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