海の思い出

次の日あたしは
学校へ登校した。


授業が始まるまえ、
あたしは1人
屋上へと行った。

(ここからジャンプしたら
おばあちゃんのとこへ
行けるんだ。)

あたしは言った。

「待っててね。
おばあちゃん。」


そう言うとゆっくり歩いて
端の方まで来た。
下を見ると怖い。
だけど、だけど
おばあちゃんに会いに
行かなきゃ。

あたしが足を
踏み上げたその時、

「友里音!!」

その声は、優。
優がこっちに来る。

あたしは一瞬何が
起こったのか
分からなくなった。

なんだか暖かい…

天国?
目の前が真っ暗だ。

「死のうとすんなよ。」

え?
勇の声がする。


あたしは気づいた。
あたし、死んでない。
優に助けられたんだ。

そして今あたしは優に…
抱き締められてる。


「優?」

「死なれたら困るんだよ。」

「え?優…」

「友里音が死んだら
困るんだよ!
俺。
友里音が好きだ。」

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