海の思い出


それからも
毎月21日は、
二人でお祝いした。



あたしも毎月
ケーキ食べてるから
お腹が…
残酷なことになった。


気がつけばもう8月。
あたしたちも夏休みに
入っていた。



彩からのメールが来た。

[こんど4人で
一緒に海行きたいね。
って彰と言ってるんだけど
友里音はどう?
メンバーはもちろん
あたし、彰、友里音、優くん
なんだけど]

内容はこんな感じ。


あたしは

[いいね~!
じゃあ優を誘ってみるね。]

と返信すると
優に電話をかけた。

「もしもし。優?」


あたしは優を誘うと
優も行きたいってことで
あたしたち4人は
海に行くことになった。



セミの声がうるさく
鳴き響くなか
あたしと彩は、
クーラーの効いた
涼しいあたしの部屋で
どこの海に行くかの
計画を立てていた。


「ここの海水浴なんか
いいんじゃない?」

「でも人多いよ?」

「じゃあここは?」

「遠いよねぇ…」


なんて言いながら
ベストな海を探してた。

でもいいとこは
見つからず

「も~!
いいとこないじゃん!!」

と彩がぼやいた。


「あ!」

あたしはひらめいた。

「あたしいいとこ
知ってるよ。」

そこはあたしが
ユウって子から
バッチを貰ったあの
素敵な海。
とても綺麗なに
人がいない海。



そして一週間後
あたしたち4人は
そこの海へ言った。



< 21 / 29 >

この作品をシェア

pagetop