海の思い出
それからも
毎月21日は、
二人でお祝いした。
あたしも毎月
ケーキ食べてるから
お腹が…
残酷なことになった。
気がつけばもう8月。
あたしたちも夏休みに
入っていた。
彩からのメールが来た。
[こんど4人で
一緒に海行きたいね。
って彰と言ってるんだけど
友里音はどう?
メンバーはもちろん
あたし、彰、友里音、優くん
なんだけど]
内容はこんな感じ。
あたしは
[いいね~!
じゃあ優を誘ってみるね。]
と返信すると
優に電話をかけた。
「もしもし。優?」
あたしは優を誘うと
優も行きたいってことで
あたしたち4人は
海に行くことになった。
セミの声がうるさく
鳴き響くなか
あたしと彩は、
クーラーの効いた
涼しいあたしの部屋で
どこの海に行くかの
計画を立てていた。
「ここの海水浴なんか
いいんじゃない?」
「でも人多いよ?」
「じゃあここは?」
「遠いよねぇ…」
なんて言いながら
ベストな海を探してた。
でもいいとこは
見つからず
「も~!
いいとこないじゃん!!」
と彩がぼやいた。
「あ!」
あたしはひらめいた。
「あたしいいとこ
知ってるよ。」
そこはあたしが
ユウって子から
バッチを貰ったあの
素敵な海。
とても綺麗なに
人がいない海。
そして一週間後
あたしたち4人は
そこの海へ言った。