海の思い出
優の腕のなか。
あたしはたくさんのことを
思い出したよ。
出逢ったとき。
初めは優を避けたり
冷たく接したり
酷いことしたよね…
けど気がつけば
心はあなたに
盗まれていた…。
おばあちゃんの死。
あたしはあの時
命を絶とうとした。
けれどあの時1番
近くで支えてくれたよね。
あなたのおかげで
あたしは今生きてるよ。
生きる意味を教えてくれた。
勇気を与えてくれた。
一緒に泣いてもくれたよね。
あたしもあなたのおかげで
辛さが和らいだんだよ。
毎月お祝いもしたね。
二人だけの記念日。
大切な大切な記念日。
時には泣いた時だって
そりゃあったよ…
苦しくて辛くて。
だけど笑った時だって
あるんだよ。
嬉しくて楽しくて。
辛いときは
二人で分け合って。
嬉しいときは
喜びが倍になるんだよ。
あたしのかけがえのない
たった一つの存在。
あたしは"永遠"
だと思ってた。
なのに人生は怖いもの。
悲しい分だけ
嬉しいことがあるんだ。
だけどその逆で
嬉しい分だけ
悲しいこともあるんだ。
あたしたちが出逢ったことや
何もかも運命なら
こうなるのも運命なの?
やっぱりこの世に
信じれるものなんて
何一つ無いんだね…。