海の思い出
内心教えたくない。
こんな軽そうな男…
でも、教えるだけならいいかなぁ


「いいよ。」

その時あたしは優と
目が合った。

金髪で、怖そうな感じ。
耳にはたくさんの
ピアスをジャラジャラつけてる。
顔は結構…
ってかかなりイケメン。
笑ったときに
くしゅってなる
笑顔が素敵な人…


だめだめ!!
危うく騙される
とこだった。
顔だけ良くても、
中身がチャラチャラしてたら
意味ないよ。

あたしは自分に言い聞かせた。


「おー!
友里音サンキュー」

「どういたしまして…」

「友里音
テンション低くない?」

「てかさっきから
友里音、友里音って
したの名前で呼ばないで」

「良いじゃねぇかよ~
俺のこと優って
呼んでくれよな!」

「嫌です。福田さん」

「優って呼べー!!」


優と言い合いしてると
彩が来た。

「友里音~
トイレいかない?」

彩が扉のとこから
あたしを呼ぶ。

「行く行くー
じゃあね。福田さん」

あたしは優に
そう言うと
彩のところへ駆け寄った。


トイレで彩言った。

「友里音って優くんと
もう仲良しじゃん!」

「えー!!
仲良しじゃないよ!」

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