オカンの館
 
ほいでも、楽しい時間はアッと言う間に過ぎる。

車に荷物を積み込み、オレらは一路、播州姫路目指して帰る。


「楽しかったねぇ~」


ルンルン気分で喋る千佳子。


「そうやな。また来よな」

「うん。今度は水着、持って来よ~っと」


帰りの道も、話題は尽きひんかった。


チラホラ街の建物が見え出した時、信号に引っ掛かって車は停車。

丁度そこは、駐車場の前やった。
 
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