黒板
「じゃぁ、教科書5ページの問題やってー。」
新しい教科書のページを開く。
さっそくあたしも問題を始める。
・・・・。
始まって早々鉛筆の動きが止まる。
どうしよう・・・先生に聞くのもアレだし・・・。
すると
「ここはね~、こうしたら解けるよ。」
優しく教えてくれた。
あたしなんにも言ってないのに・・・
「あっ、ありがとう!」
「分からなかったら俺に聞いてよ?
俺も麻耶ちゃんに聞くね。」
「あたしは頼りにならないと思うよ?」
「いやいや、俺も苦手くらいあるし」
「え?なに?」
「さぁ?なんでしょ?ww
あっ、ヤバっ。先生来たよ;;;」
あたし達は急いで問題を解いているフリをした。
先生が通り過ぎた後、
あたし達は顔を見合わせてクスクス笑った。
翔太くんとこんなに仲良くなれるなんて、
あたし思ってなかった・・・すっごく嬉しい!
そんな楽しい中、数学は終わった。