黒板

『・・・・・。』


沈黙が続く。





すると



「アハハっ!!」




と、翔太くんは笑い出した。





「!?どうしたの?」





「いや・・・兄さんの言いたいことがわかった気がしたから。」






「??お兄さんが?



なんて言ってたの?」





「いや・・・麻耶ちゃんはわからなくていいよ。」





「この、賞品・・・どうする?



花蓮たちにあげちゃう??」




「え・・・。」




「え、あたし達持ってても・・・



しょうがなくない??」




「・・・そうだね。」





そう言って放送室を出た。




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