True Love



そんな期待があっさりと崩れてく音がした。


…あはは、
やっぱそうだよな

俺はやっぱりひとりぼっちだ。



「わかったよ。もうばあちゃんには世話にならない。」


「じゃあ、家にもどってくるんだな?」


「あんな家に戻りたくない。
どうせ俺は邪魔者だろ?俺のことなんて忘れて、3人で仲良く暮らせば?」


「お前はどうするんだ?」


「俺は遠くに行って、1人で暮らす。
元々ひとりぼっちだから寂しくもなんともない。」


「そうか。わかった」



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