君は、僕の青春そのものだった


暖かい、から暑い、に変わっていこうとする季節


同じ部活の東に声をかけられた

「俺のクラスにかわいい子がいるんだけどさ、

その子がお前の名前知りたいんだって」

「は?」

「硬式テニス部の、4組の背が東くんと同じくらいの男の子っている?

って、メールが来た」

「え、なんで」

「お前かっこいいからじゃねぇ?

ってかうらやましーな

望月さんにそんなこと聞かれるなんて」


「望月?誰、それ」

「俺のクラスのかわいい子だって
また今度教えたげる

で、ついでにメアドでも聞いとく?」


「別にいいよ」

「そんなこと言うなって

絶対かわいいから!

メールしてみなって」


「俺、メールとか苦手なんだよな」


「だーいじょうぶ

俺が教えてあ・げ・る」



・・・ 。



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