涙のバレンタイン





あっ・・・きた・・・。


葵があたしの前を通り過ぎようとした。

「岩崎先輩。ちょっと。」

葵の制服の裾を少しつかんだ。

「あぁ。」

葵は相変わらずの笑顔だった。

「遅れちゃったけど、バレンタインのチョコ。」

「ありがとう。」

泣きそうだよ・・・。






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