君との関係は旦那様!?【許婚新婚編】
聖の顔を見上げると……
ムスッとした不機嫌な顔。
「聖……」
「明、何でそう余計なことをするんだ」
「余計って……そんな言い方、ひどい」
あたしだって何か言ってやりたかったんだもん!
あたしがシュンと頭を下げていると、聖が顔を覗きこみ、同時に頭の後ろに手を回してきた。
「可愛い所を他の奴に見せることほど、余計なことがあるか」
耳元で囁かれた後、唇に温かさを感じた。