君との関係は旦那様!?【許婚新婚編】
あたしの否定する言葉には耳も貸さず、
あたしを抱きかかえて寝室に連れて行こうとする。
「ご飯作るから降ろして!」
聖の胸板を叩くと、ダメージなど受けていない様子で見下ろしてきた。
「もう夕飯なら目の前にある」
「ダメ!これはデザートなの!」
あぁ……穴があったら入りたい。
なんだって自分のことデザートだなんて、自分自身で言わなくちゃいけないんだか。
「そうか、デザートなら仕方ない。後でたっぷり味わうか」
口をペロリと舐めながら、目を細めてくる。
そしてあたしを優しく床に降ろしてくれた。
ご飯の後がこわいよ……。