あいたい
2人での生活
3.和樹のもとへ
~美流side~
車の中では気を使ってくれてか、あまり会話はなかった。
「もぅすぐだからね」
「はい。」
私は男の名前をまだ知らなかった。
だからちょっと緊張したけど、意を決して聞いてみた。
「あっ…あの、…まえ」
「ん?なに?」
「なまえ…」
「あぁ!教えてなかったかな?俺は和樹。」
「かずきさん?」
「うん。平和の和に樹木の樹」
今まで無言だった車内が、少しだけ温かくなった。
車の中では気を使ってくれてか、あまり会話はなかった。
「もぅすぐだからね」
「はい。」
私は男の名前をまだ知らなかった。
だからちょっと緊張したけど、意を決して聞いてみた。
「あっ…あの、…まえ」
「ん?なに?」
「なまえ…」
「あぁ!教えてなかったかな?俺は和樹。」
「かずきさん?」
「うん。平和の和に樹木の樹」
今まで無言だった車内が、少しだけ温かくなった。