あいたい
〜和樹side〜

今日も重い足取りで会社に来ていた。

俺は会社の中でも人気度が高かった。女にも結構チヤホヤされていた。ただ1人を除いては…

「おはようございます」

「あっ!佐藤君おはよう」

今日も変わりないオフィス。みんなが俺に挨拶を返す中、俺はある1人の女性に目がいっていた。

その1人とは俺の元カノのことだ。


今日も無視かぁ…。


別れて早7ヶ月。口も仕事のこと以外じゃ聞かないし、今では目すら合わせてくれない。

俺は彼女に未練タラタラだった。

しかしそれも、最近ではまだ落ち着いた方だ。




< 6 / 24 >

この作品をシェア

pagetop